政治
前回は通貨金融システム欠陥と仮想通貨の金融商品化について紹介しました。今回は仮想通貨の問題点について述べたいと思います。 国家を無視する仮想通貨 引用:rrost 19世紀に成立した国民国家は、通貨の支配によって正当性の保障をしました。これに対し今…
サミュエル・ハンチントンは「文明の衝突」にて、イスラムや西洋の様な事なる文明の衝突の危険性を指摘しましたが、そうなる気配はありません。 しかし、「近隣国家の衝突」は近年よく見られるようになってきました。 2018年12月、カタールのOPEC脱退の発表…
失敗に終わった「形だけの町おこし」 日本がゼロ成長を続ける中、2015年に始まったローカルアベノミクスにより、地方創生関係交付金がばら撒かれました。このため「形だけ」の町おこしをする自治体が急増しています。 このため、自治体の中では成功したとこ…
欠陥だらけの通貨金融システム 経済学は、通貨には尺度、保存、流通の三機能が必要であるとしています。 古典派経済学と近代経済学のどちらもが、景気後退による不況を防ぐには、国家の金融システムによって通貨の機能を安定化させなければならないとしてい…
日本は高度経済成長期を通して高い技術と高度なインフラを身に着けました。この結果、アメリカを遥かに凌駕し、他国を圧倒するまでにもなりました。少なくとも、大震災前まではそのように信じられてきました。 ところが、大震災でこの考えは一変します。日本…
アメリカと中国の"貿易戦争"が激化しています。 今年、トランプ大統領が自国の経済赤字解消のため、中国に衣料や食料品、アルミ製品などに関税をかけました。これに対抗して中国も果物への関税をかけるとしています。 しかし、思い返せばアメリカ政府は、同…
2013年から日銀は金融緩和を行いました。アベノミクスによる物価上昇によって、日本経済の成長を狙うという目標であったものの、結局成長は一時的であり、物価上昇は最初のときのみです。しかも、日銀は金融緩和政策で日本の国債の半分を既に買い取っていま…