好奇心が成功の秘訣! You Tube創業秘話
・起業のアイデアってどう見つけるの?
・上手くいくアイデアはどこにあるの?
・競合がいるからやれないかも…
・市場が大きいなら大丈夫だよね?
起業アイデアを考えるとき、多くの人がこのような悩みに直面します。
起業は正解が存在せず、うまくいくかわからないためです。
しかし、このような人に限って「好奇心」というものを見過ごしがちです。
そこで今回は、好奇心で成功したYou Tubeの創業秘話を眺めて、起業のアイデアの考え方について議論します。
「好奇心」から生まれたYou Tube
今や当たり前の存在となったYou Tube。一人ひとりがあらゆる動画を配信し、世界中で共有する巨大動画産業となってています。
ところが、You Tubeの創業時は今と全く違います。
名前は「Tune In Hook Up」
サービスは「異性の画像をアップロードできる出会い系サイト」というものでした。
創業は、チャド・ハーリー、スティーブ・チェン、ジョード・カリムの3人で行いました。
しかも当時は、「Hot or Not」という既に存在するサービスを動画版にしたようなサービスでした。
しかし、当時は残念ながらユーザーが集まりませんでした。さらに、ユーザーにはデートではなく「単なる動画共有」として使う人が増えていました。
こうして彼らは、次第にTuneIn Hook Upへの興味が薄れていっていきました。
そして、更に2つの事件が起きました。これが彼らの事業転換を決定づけました。
一つ目は、第38回スーパーボウルでのハプニングです。生放送中、ハーフタイムショーのときにジャクソンの胸が露出したものです。
二つ目は2004年のスマトラ島沖地震でした。死者が22万人ものぼった大災害でした。
しかし、創業者の一人であるジョード・カリムはインターネットでそれらの動画を探したものの、簡単には見つけられませんでした。
さらに、2005年創業当時は世の中の動画のほとんどはテレビ番組のものばかりでした。個人が発信できる動画配信サービスが世の中に存在してませんでした。
このため、彼らは一人ひとりが夢や才能を共有するコミュニティとしてYou Tubeを作ることにしたのです。彼らは事業転換を行い、You Tubeの開発に乗り出しました。
まさに、彼らの好奇心からの原体験が作り出したと言えます。
このように起業アイデアは好奇心を追求することで見つけることが可能なのです。
起業アイデアの発想は「メモ」「仲間」を活用せよ
しかし、起業のアイデアは簡単に見つかるものではありません。非常に多くのアイデアの生産と死滅の繰り返しでより良い事業が生まれてくるものです。
それには、次の2つを活用するのが良いでしょう。
①思いついたらメモを取る
You Tube創業者 チャド・ハリーはいつも、アイデアが思いつくたびメモを取っているようです。いつもスマホを持ち歩き、ノートアプリを活用しているのです。
アイデアはリラックスしているときにひらめきやすいものです。風呂に入っているときや眠りに入るとき、「パッ」と閃いたら忘れないうちにすぐにメモをするようにしましょう。
②仲間と対話する
事業アイデアは一人で考えても良い発想になりません。共感してくれる人や同じ考えをもつ人と対話することが大切です。
仲間と対話すると、自分の考えをが整理されたり、仲間から別の視点からのアイデアを指摘されたりすることがあります。
積極的に仲間と関わり、自分のアイデアを共有することが大切です。
起業のアイデアは巷で言われているほど、難しい考え方は必要ありません。むしろ、好奇心で飽くなき行動をしていくことで成功を掴むことが可能なのです。
参考:Surprise! There's a third YouTube co-founder - USATODAY.com