「超」速読術
巷に速読術なるものが溢れかえってます。
ビジネス本の一つでも読んで教養やスキル向上したい、というビジネスマンが多いのでしょうか?
確かに本を読むには、やたら時間がかかってしまうものです。このため、「5倍になる」とか「10倍になる」とかいう速読術に手を出したい方が多くいるのでしょう。
しかし、ちょっと待って下さい。
本を読む速度が10倍になったらどんな効果になるかご存知でしょうか?
仮に一冊読むのに1ヶ月かかっていたとしましょう。これを速読術で10倍になったとすると、3日で読み終わることになりますね。
では、読み終わった後思い返してみて、その本にどんなことが書かれていたか、確実に言える方はいるでしょうか?
実際、大多数の方が「思い出せない」言うのではないでしょうか。
なぜなら、速読術が読む技術に焦点を当てたものであるのに対し、「中身をどう理解するか」に焦点が当てられていないためです。
実は本は読むものではないのです。読む技術にばかり焦点を当てていると、肝心の「中身」が疎かになります。
ではどうするか?
本を読むのではなく、「引く」とすれば良いのです。辞書と同じように本を使うことで無駄な情報を予め省き、必要な所だけ理解することができるのです。
実際、本は目次を読み、大体のイメージを掴んでから、本文で大事な所だけピックアップするようにすれば、理解度が格段に進み、スピードが圧倒的に早くなるのです。
最早、読書スピードは10倍どころか20倍にもなり、速読術を遥かに凌駕することができます。
是非やってみてください。