自分を変えたい!良い未来を作りたい!という人のための経営マインドの強化書

 

地に落ちつつある製造業

スバルで無資格検査の問題が発覚しました。どうやら30年程無資格でやっていたらしく、経営陣の退陣は避けられない状況となっています。

 

最近では日産の無資格検査の問題も起きました。無資格であったにもかかわらず、「品質には問題ない」というように開き直っており、お粗末な経営としか言えません。

 

こうつくづく日本の製造業を見てみますと、どうもITバブル後からこのような不祥事が相次いでいるようにも思えます。

 

ITバブル前は、不動産業が不祥事だらけでした。姉歯事件など基準を下回る耐震ビルの問題で社会事件にもなったものがありました。

その後、食品製造業の消費期限切れの再利用問題をへて少しずつ製造業のガバナンス悪化に繋がってきてるようにも思えます。

 

なぜこのようなことになってきているのでしょうか。背景には日本の停滞感があるように思えます。

 

高度成長期では、基準以上を達成し、それを誇りにしていた企業が多くありました。

それが、今やお客さんや社会をごまかしてでも自分達の評価を得ることに執着している雰囲気になっています。

 

企業を見てみると、日本の発展を支えてきた創業経営者はほとんどいなくなり、サラリーマン経営者ばかりが目立ちます。

彼らは社会貢献でなく、上司からの顔色ばかり気にして社長になった者です。

こういう者はいざリーダーになると組織を間違った方向に向かわせることが多くなります。

 

これが今日本で不祥事が多発し、しかも自浄能力を持てない最大の理由であると私は思います。