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起業チームの生産性を「3倍」にするコツ

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どんな起業チームであれ、共通に生じる悩みがあります。
それは、「互いの考え方の違い」です。

人は感情の生き物です。たとえ、メンバーに大学教授がいる知的チームであったとしても、「感情」の問題からは逃れられません。

 

ところが、生産性が悪いチームは、この感情の問題をおろそかにします。互いをバカとみて言い争いを行い、チーム全体がネガティブな空気に支配されています。

これを解決をするには「チームの成果を最優先にする」ことが大切です。
今日は、チームの生産性を上げるコツについて紹介します。


人は皆「自分が有能」と思っている

よく見知った家族同士でない限り、チームではメンバー同士で互いを「変なやつ」と思うものです。

チームの仕事においては、メンバーの性格、能力、共感性によってその成果に大きく違いが起きます。
しかし、他人は自分と違うからこそ、協力活動が「互いの違い」を際立たせます。
この結果、チームにトラブルを作りやすくしてしまいます。

 

特にチームにバックグラウンドが違うメンバーがいると、この問題が大きくなりがちです。

このようなチームには、ある特徴が見られます。メンバーの言葉に「自分」という主語が随所に見られることです。


自分よりチームを大事と思えるか

チームとは、1人ではできないことを互いに協力し、能力を発揮させて達成させるためのものです。

つまり、チーム活動では成果を自分だけのものをすることはできません。これには、「成果はチームのため」と定義することが必要です。

 

チームメンバー同士でチームの成果を共有していないと、それぞれがチームへの帰属意識を持つことができないためです。

その上、チームメンバーはそれぞれチームへの関与の仕方が違います。

・Aさんは、チームリーダーで全体サポート
・Bさんは、チームの頭脳
・Cさんは、チームのクリエイター

 

しかし、ここで重要なこととして、大企業のマネジメントによくありがちな「命令と管理」はしてはなりません。

そのようなマネジメントは、「決められたことを守らせる」ことに効果を発揮しますが、起業チームにおいては不適切です。

 

起業チームは、その特質から「創造的」でなければなりません。しかし、命令と管理は創造的な活動を制限させてしまいます。

創造的な活動は、メンバーが自由な発想と行動で進めていかなくてはなりません。これには、メンバーが互いに「尊重」することが必要です。
そうすることで、チームに一体感が生まれるのです。

 

この結果、「自分は」と話していたメンバーが、「チームは」という主語に変わっていきます。


チームの一体感が生産性を3倍にさせる

協力しあうチームになるには、「混乱の時期」を避けて通ることはできません。
この時チームリーダーは、メンバーとチームの成果の共有を行い、互いに対話を促すことが重要です。

この点をおろそかにすると生産性の低下はおろか、チームの決裂にもつながります。
チームの決裂は株式のシェアに大きく影響し、最悪は破綻につながることも少なくありません。

 

勿論、これは時間と労力がかかることです。しかし、チームの一体感なしで生産性の向上はありえません。
そしてもし、チームに一体感を作り上げることができれば生産性は飛躍的に向上し、個人のときの3倍以上に膨れ上がります。

 

従って、起業チームは事業創出活動だけでなく、互いの違いを乗り越える努力も行っていくことが重要なのです。