自分を変えたい!良い未来を作りたい!という人のための経営マインドの強化書

 

【メンタルトレーニング】引きずらない自分にする3つのコツ

f:id:taka-yoshikazu:20181214015453j:image

対人関係の不安は深刻な問題になる

 

・自分をバカにされた
・言葉の暴力で身の危険を感じた

パワハラ、セクハラ、嫌がらせ…、対人関係の悩みは尽きませんよね。
自分を見下してくるような相手とは、それ以上の悪化を防ぐ必要があります。
距離を取る、法的手段をとる…などです。

 

しかし、もし相手からの影響がなくなったにも関わらず、いつまでも相手の言動を引きずり、辛いと感じるのならば、別の方法も試した方がいいかもしれません。
なぜなら、そのまま放っておくと、別の問題を引き起こすことになるからです。

もし、「私は誰からも好かれない」「私はダメな人間だ」と責めたり、「相手がひどいことをしたからだ」と自分で言い続けているならば要注意です。

自分の深層心理に極度の不安が残っているのです。きっと、不安を上手く処理することができず、常にイライラしているのだと思います。


しかも、周囲との関係を気にして、不安な感情を見ないことにすると、これが消えるどころか、次第に「劣等感」に変化してきます。この劣等感は、心身の悪化をもたらしたり、周囲との関係に深刻な悪化をもたらすこともあります。
なぜなら、思考をネガティブにさせ、無意識に他人を拒否させてしまうためです。

 


気づき、認め、変わる

f:id:taka-yoshikazu:20181214014352j:image

 

誰でも「自分のことは自分がよくわかっている」と思いがちです。
ところが、内面の深い感情の所で傷つけられた経験があると、劣等感を感じている自分にすら気づかないことも多いのです。

日々何となく違和感を感じつつも、何となく疲れたり、対人恐怖を感じるようになったり…

 

もしかすると、そこには相手の言動によって刺激され、傷つけられた、自分の「エゴ」のうごめきがあるのかもしれません。劣等感を感じている人は、これに気づき、自分で認めることでネガティブな心理を大きく改善させることが必要です。


とは言え、深層心理であるだけに非常にやっかいでもあります。自分以外、気づける人がいないだけにより困難を極めます。
それでは、自分をポジティブに変えるため、「エゴ」に気づき、どう認めていけばよいのか、3つのコツを説明します。

 

①自分が感じている「劣等感」を書く

深層心理にある劣等感を意識の世界に持っていくには、「言葉」の力が必要です。
静かな環境で自分が感じていることを書き、自分の心の深くにある「エゴ」が見えてくるまでひたすら書きこみます。
そして、他人より劣っており、自分を認めたくない「劣等感」にまで浮かび上がらせます。

 

②欠点の原因ではなく「メカニズム」を理解する

欠点はなぜ起こるのでしょうか。例えば、新入社員にも関わらず、ベテランに実力でかなうわけがありません。
アスリートでも、上位の選手と自分を比較することで「欠点」が浮かび上がっていきます。しかし、欠点とその原因を列挙しても、自分がその欠点を埋められるわけがありません。

 

従って、欠点の原因ではなく、「欠点のメカニズム」に着目をする必要があります。
これには、欠点を引き起こしている要因同志に着目し、それを認めることが必要です。
先ほどの新入社員で言うと、欠点のメカニズムを引き起こしているのは、「経験値」です。
つまり、「自分は経験値がまだまだ」だった。という視点で見る必要があります。

言い換えると、前者の「減点思考」を後者の「加点思考」として考え直すことが必要です。

 

③怖れず進めて「変わった自分」を体験する

従来からの考え方は、非常に慣れ親しんだものであるだけに、変わることに大きな抵抗を感じがちです。しかし、変わることへの抵抗を持ったままでは、悪習慣を生んでしまいます。

このため、「自分が本当にしたいこと」について発見することが必要になります。
自分が本当にしたいことなら、抵抗に抗い、新しい視点で自分を変える勇気を持つことが可能だからです。


しかし、ここまで来たのならば、自分が「本当にしたいこと」は既に気づいているはずです。今の内面に意識を向けて集中することで、すぐに理解することが可能になります。

 

 

メンタルに強くなる必要はない

これらのことは、実は誰にでも起こることです。言い換えると、「メンタルが強い人」など誰もいません。

自分に強くなんてならなくても大丈夫です。今ここで起きていることに集中し、やってみて失敗したなら「それでもいい」と意識すること。


これが、不安を引きずらない自分にする最大のコツと言えるでしょう。