起業家のためのブログ戦略 「ブログはマーケティング」として使用せよ!
インターネットが普及した今では、多くの人にとって「ブログ」が当たり前となりました。しかし、多くはブログで起業することを望んでいるものの、その95%以上の人はブログで稼ぐことができていません。
しかも、近年メディア企業、You Tubeの台頭などでブロガー界隈は厳しさを増しつつあります。
もはや、多くの人は5%のインフルエンサーと同じ戦い方をしていては、疲弊し、退場してしまうことになります。このような状況において、多くにとってはブログを「稼ぐ媒体」とすることは適切ではありません。
多くはインフルエンサーとは異なる戦略で進め、成果を出していかなければなりません。
ところが、巷にあるブログ情報は方法論ばかりが溢れ、「戦略をどう考えるか」を述べているものはありません。戦略は方法論と同じほど重要なものです。
そこで今回は、成功のためにブログをいかに使っていくべきか、ということについて議論します。
◆ブログは多くの人には「稼げないシロモノ」
「お金を稼ぐ」のならば、ブログは効率が悪すぎます。
毎日無給で、半年以上死ぬ気で努力しても、月3万円ほどのお小遣いを達成できるのがやっとです。しかも、ブログで生活費分月20万円稼いでいくならば、最低でも月100万PVは必要です。
月100万PVは、セミプロレベルのブロガーのアクセス数です。
よく「成果を出すには打席に立ち続けること必要」と言われますが、これでは、報酬に対するコストが大き過ぎます。
これには、他と合わせた戦略が必要となります。
◆ブログを続けるには「ブログ以外の専業」を持て
「稼ぐこと」は優先事項ではない
ブログは「読者のための読み物」です。「自己表現」や「稼ぐ」などは、これに比べると二義的な問題になります。しかも、これは「ブログの質と量、どちらを優先すべきか」の議論以前の問題です。
ところが、残念ながら自分のことを優先し、肝心の「読者」が抜け落ちているブロガーが非常に多いと言えます。
特に起業では「ブログで稼ぐことは優先事項ではない」ことを自覚しなければなりません。そして「読者にとってこのブログがどんな意味があるのか」を深く考えることが大切です。
ブログは続けないと「役立つ情報」が不十分になる
読者が行動に結びつけていくには、閲覧したブログの10倍以上の情報が必要です。
特に、ブログによって知識を提供する場合、断片的なものではユーザーの役に立ちません。あらゆる視点、状況において考慮されなければならず、それは継続活動でなければ成果にならないのです。
これには、ブログを長期的視点で取り組み続けることが大切です。
例えばプログラミングについてのブログを書く場合、C++だけでなくRubyも必要になってきます。
これには、読者のあらゆる状況に配慮した情報が必要です。そうでなければ、プログラマーにとって必要な情報が得られないことになってしまいます。
さらに、このことはブロガーに「ブログ以外の専業」を持つことを必要とさせます。対象に精通するには、対象のことについて深い知識が要求されるからです。
それには専業レベルの知識が要求されます。
◆ブログは「マーケティング」として使用すべきだ
もし、ブログを「PV数増による稼ぐツール」と限定したならば、これはブログの潜在力を小さく見積もりすぎていると言えます。
しかし、「専業」の読者と対象とするならば、多くのブロガーは「専門家としての信頼」を得ることができます。
これは、専業において顧客との成約率を高める上で非常に役立つはずです。ただ、専業を持たない人は、関連知識をブログに記載しながら「本の紹介」などを行い、販売につなげることもできます。
そういう意味でブログは顧客の信頼を高める「稼ぐツール」に化けることができます。
では、ブログをマーケティングとして使うにはどうすべきでしょうか?
次の3つが挙げられます。
①質の強化
ビジネス雑誌も驚くクォリティで書く
②知識の体系化
ブログを継続的に書き、ビジネスや生活などの教科書をつくる
③独自性
物事の本質に迫り、「信じる者が少ない真実」を見つける
これらを盛り込んだ情報としてブログを提供すれば、例えPV数が少なくても稼げるし、起業に結び付けることが出来てきます。
「ブロガー界隈の常識」に囚われずにやり、独自価値を出すことが、結果的に起業として成功する可能性は高まるはずです。